シフトマネージャーになりました。僕が海外の職場で評価されるためにした、1つのこと。
「特別なことをしなくても、評価される byにしむ」
こんにちは。トロントワーホリ中の西村敬介です。
前回の記事でも書きましたが、トロントのカフェでシフトマネージャーというポジションに就きました。
このポジションは実質的に職場のリーダーであり責任重大。
なぜ僕がこのようなポジションに任命されたのか?
何が評価されたのか?
今回の記事では、僕が海外で働く上で徹底していた一つのことを紹介します。
シフトマネージャーの仕事内容
▲写真:僕のオススメ。
(うちのカフェでは日替わりでスタッフがオススメメニューをカウンターに置きます。
「keisuke’s pick(keisukeのオススメ)」と言うことで、この日は僕がオススメを書きました。)
まずはシフトマネージャーの仕事内容を紹介させてください。
シフトマネージャーとは職場のリーダー兼、責任者というポジション。
僕は朝のシフトマネージャーで、5:30am – 3:00pmの間のカフェの運営を任されています。
接客したり、コーヒーを作ったり、という普段の仕事ももちろん、それ以外の仕事がたくさん。
ここではシフトマネージャーの仕事の一例を紹介したいと思います。
1、商品の管理。
クロワッサンやマフィンなどの朝食系の食べ物は朝イチに届くので、それらを受け取ります。
商品が朝の時点で届いていなかった場合、別の商品で対応するのですが、この判断は僕が行います(これ、しょっちゅう起こります 泣)。
▲ 朝に届く商品はこんな感じ
2、従業員の配置を考える
誰をどのポジションに配置するのかも僕が決めます。
スタッフにも得意・不得意がありますし、好き・嫌いもあります。また、新人をどこに配置すべきか、など悩みます。
カフェが上手く回るかどうかは、この配置に左右されることが多いので重要な仕事ですね。
3、新人教育
そして最近多いのが、新人教育。
ここ最近新人スタッフがたくさん入ってきているので、指導を受け持つことが多いです。
英語を使って何かを教えるというのはかなりの労力がいることに気付きました。
普段の会話なら、僕が話さなくても相手が話を進めてくれますし、大体話す割合は僕:相手=50:50ぐらいになりますよね。
一方で、何かを教える場合は僕が常に話さなければいけません。80:20ぐらいの割合で僕が話し続けます。疲れますが、英語を話す練習になります。
4、電話対応
ちなみに地味に嫌な仕事が電話。
カフェで電話が鳴ると、基本的にシフトマネージャーが出なければいけません。
うちのカフェですがヘッドオフィスからしょっちゅう電話がかかってくるんです。
要するにセカンドカップの偉い人と電話で話す機会が多い。
基本的に「店長はいるか?」という内容なので、電話を取り次ぐだけで済むことが多いのですが、それでも緊張しますね。
5、トラブル対応
僕がシフトマネージャーになってから、大きなトラブルは無いですが、何かあった場合は率先して対応しなければいけません。
僕が職場で評価されるためにやった1つのこと
▲働いているカフェの様子(休憩中に撮影)
それでは本題に移りましょう。
僕が職場で評価されるためにやった、たった1つのこと。
それは、、、
「一生懸命働く」です!!!
えっ、ここまで引っ張っておいてそれだけ?って思われた方、ちょっと待ってください。
ブログを閉じないで、もう少し聞いてください。
僕の場合、その一生懸命さが普通レベルでは無かったんだと思います。
その点で、他の従業員よりも明らかに目立っていました。
1日9時間ほど働いていただいたのですが、その9時間は常に全力勝負。
持っている力の全てを職場で使っていました。
仕事後はベッドから全く動けなくなるほど。
(これは例えではなく、仕事が終わって帰ってからは本当にベッドから動けず、残り時間はひたすら寝ていました。)
僕の場合、英語面で明らかに他の従業員には劣っているので、他にできることは何でもやりました。
例えば
トイレ掃除やモップがけ・ごみ捨てなど、汚い仕事。
商品を地下から地上に運ぶ、力のいる仕事
外で荷物を受け取る、寒い仕事(トロントはここ最近ずっと-20℃ぐらいです)
このような、みんなが嫌がる仕事は絶対に僕がやりました。
他の従業員にはやらせませんでしたし、奪ってでもやる気持ちで働いていました。
また、この頃は海外での働き方にも慣れてきていたので、自分にできることは何か常に考えながら仕事をしていました。
(参考記事 『海外で働いて気付いた、外国人と日本人の上司が求めるものの違い 』)
例えば、新人と同じシフトに入ったなら、積極的に指導する。
少しでも暇な時間があれば他の従業員を手伝う。
お客さんには超、超、超丁寧に接客する。
1日9時間の体感時間が3~4時間ほどで、あっという間に時間が過ぎていくのに毎日驚いていました。
とにかく、僕がやったことは「本気で、全力で働く」というシンプルなこと。
それを数週間継続していたら、おのずと評価されました。
仕事に対して、めちゃくちゃプレッシャーを感じていた
▲ カフェ外観。このドアを開けるのが恐怖でした。笑
仕事に行くのは本当に怖かったです。
得たいの知れないプレッシャーを感じていました。笑
おそらく、非ネイティブの僕がネイティブだらけの職場で働くことに引け目を感じていたんだと思います。
今でも覚えていますが、寝ていても仕事のことが頭から離れず、何度も夜中に目覚めました。
また、出勤するときにカフェのドアを開けるのが毎回怖く、カフェ近くのベンチに座りながら
「このままバックレて帰ってしまおうか・・・」
「もうワーホリ辞めよう。」
って思いながらも、いつも心臓をドキドキ鳴らしながら出勤していました。笑
ただ、コレが良かったんだと思います。
こんな感じ自分自身を追い込みながら仕事をしていたので、自然と一生懸命になれたんだと思います。
まとめ。日本でも海外でも、まじめに働くことは評価される。
海外で働いている方、
どうすれば評価されるのか分からず、不安になることが多いかと思います。
また、英語が話せないことに対する負い目やプレッシャーに、押しつぶされそうになることもあるでしょう。
最近こんなコメントをいただきました。
「私は現在ワーホリ3ヶ月目。いろいろ不安や恐怖を感じる中で、西村さんのブログにいつも励まされています。」
(コメント : みずきさんより)
分かります。
不安や恐怖を感じる気持ち、痛いほど分かります!!!
((そして「ブログが励みになっている」と言っていただき嬉しいです!!!)
そんな方に僕がお伝えしたいのは、「とにかく一生懸命働く」というシンプルなこと。
海外で働くってなると、何か凄く特別なことをしなければいけない気がしますが、そうではないんですよね。
シフトマネージャー候補は、カナダ人やイギリス人のスタッフもいました。
ネイティブの彼らを抑えて評価されるにはどうすればいいのか、
考えた結果が、この「仕事における真剣さ・一生懸命さ」だったのです。
非ネイティブの僕が彼らに勝っているのはこれ以外ありません。
海外の職場で常に全力で働くのは本当にパワーのいること。
心が折れそうになることもたくさんあります。
別の読者さんがコメント欄でこのようなことをおっしゃっていました。
「やりがいを感じるというのは
全てが楽しい事だけでは無いというのを物語る言葉だと思います。」
(コメント : なかむーさんより)
本当にその通りですよね。
僕は今の仕事に本当にやりがいを感じていますし、充実しています。
一生懸命働く。毎日全力を出す。
これが僕が英語環境の職場で評価されるために行った、唯一のこと。
日本人なら誰でもできることだと思います。
にしむ
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